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地平線近くの月が大きく見える訳


【理由】
人間の目が、垂直方向の長さを正しく認識できず、実際より短く見ているために起こる錯覚である。


【解説】
今、地平線近くに出ている月(A)と天頂近くにある月(B)とを比べてみると、当然のことながらA、Bの直径は等しい。
 しかし人間の目は天球を低く認識しているため、天頂付近にある月(B)は視覚上、見かけの天球上に投影され(C)、その分だけ直径が縮まって見える。









 これは一般に「月の錯視」と言われている現象です。科学の発達した現代ですが、それでもこの「月の錯視」についてはまだ完全に解明されてはいません。上に紹介した説(1738年イギリスのR・スミス:「光学大全」より)のほかにも、地平線近くだと周りの対象物(家、山など)と無意識に比較してしまい、大きく見えるのだという説もあります(Lloyd Kaufman、 Irvin Rockの「THE MOON ILLUSION」より)。


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